◆アップグレード1「ACアダプタへの対応」 *改造は自己責任でお願いいたします。万が一に発生した損害・事故については責任を負いかねます。 LED GameをACアダプタに対応させる方法を紹介します。 *まず、本体にメモリカードを接続するかどうかで、アップグレード方法が分かれます。メモリカードに接続する場合には、マイコンの動作電圧を3.0V〜3.3Vに保つ必要があります。 *昇圧/降圧用ICを使って電圧を3.3Vに調節する方法もあります。この場合、ACアダプタだけではなく、1〜2本の単三電池でも動作させることができるようになります。 詳しくは、ゆきさんのDC-DCコンバータを追加するページをご覧ください。 ・最も単純なACアダプタの接続はJP2にジャンパ線を取り付ける方法です。 ・CN2にDCジャックを取り付けます。DCジャックは2.1mmのものを使います。 ・電源には安定化された「スイッチングACアダプタ」を接続します。メモリカードを接続している場合には、3.3Vのものを使います。 ・くれぐれも電池とACアダプタを一緒に接続しないでください。ACアダプタの電気がJP1を通って電池に流れ込み、大変危険です。 その他、三端子レギュレータを使って、安定化した3.3Vの電圧を作る方法があります。(回路図はAVRマイコン活用ブックより転載) http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22I-00538%22 3.3V以上の電圧で動かす場合には、次のような方法もあります。 ・JP1にハンダ付けしたジャンパを取り外します。 ・JP1にダイオードを取り付けます。ダイオードの向きは図のとおりです。ACアダプタの電気が乾電池側へ流れ込むのを防ぐためです。使用するダイオードは降下電圧の少ないショットバリアキーダイオードがおすすめです。 ・JP2にもダイオードを取り付けます。ダイオードの向きは図のとおりです。乾電池の電気がACアダプタ側へ流れ込むのを防ぐためです。 ・DC5V出力のACアダプタを用意してDCジャックに接続します。ACアダプタのDCプラグは中心がプラス(センタープラス)のものを使用してください。 ←DCジャック付き電池ボックスとACアダプタ 以上でACアダプタへの対応の完了です。 (番外)紙と輪ゴムで作った電池ボックスです。制作費0円です。 (番外)単三電池x4本の電池ボックスを輪ゴムでとめた様子です。 (番外)リチウムコイン電池(3V)の取り付け例です。未確認ですが、動作時間はあまり長くないと思います。 http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22B-00601%22 (番外)充電機能を追加する方法を紹介します。 ・「電気二重層コンデンサ(スーパーキャパシタ)」という部品を図の丸い部分に取り付けます。 製作例では基板の裏側に取り付けています。電気二重層コンデンサには極性がありますので、 プラスとマイナスを間違えないでください。 ←取り付けた様子 ・ACアダプタや乾電池を接続すると、電気二重層コンデンサに充電されます。 この時、ダイオードに大量の電流が流れます。 心配な場合には、定格の電流が大きなダイオードを使うか、ダイオードを複数並列につなぐか、対策してください。 ・満タンの5Vに充電した場合、1分くらい動きます。 ・たとえば5V出力の携帯電話用発電機を使って、人力で動かすこともできます。 ←発電機で動かしている様子 電池ボックスの売っているところ ・秋月電子通商(http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?c=um3) ・東急ハンズ 製作例で使用したDCジャック(30円) http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22C-00077%22 DC3.3V出力のスイッチングACアダプタ(600円) http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22M-01108%22 DC5V出力のスイッチングACアダプタ(600円) http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22M-00238%22 製作例で使用した電気二重層コンデンサ(200円) http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22P-00239%22 製作例で使用した携帯電話用発電機(600円)。先端のコネクタを切って、DCプラグを取り付けます。 http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22M-00283%22 |